笑いのツボは押せません
・・・
今日は身体のツボについて書いてみます
< ツボについて >
【ツボ】って何でしょう
ツボでの治療は、今から2000年以上前の古代中国で行われていたそうです
身体の一部を押すと特定の症状が緩和されることが分かってきたそうです
そんな鍼灸の原型が日本に仏教と一緒に伝わったのは奈良時代です
それから西洋医学の医療制度が始まるまで1000年以上に渡り、日本の医療を支えてきました
「なんとなく調子が悪いけど、病院に行くほどではないか」そんな未病に対する予防医学、慢性疾患の治療において東洋医学は脚光を浴びています
西洋医学では目は眼科、耳は耳鼻科と診療科が細分化されていますが、
東洋医学では、内臓の不調との関連を探ります包括的に治療していくのです
ツボは、不調を改善する治療ポイントであり、体調を知るための手がかりにもなります
押して痛みやズーンと響く反応があるときは、そのツボに関連する内臓や神経、筋肉などが弱っていることを教えてくれます
ツボ療法は、大きく分けて、ハリ、灸、指圧の3つがあります
道具無しで、一般人でも気軽に効果を実感しやすいのが指圧ですね
-------------------------
それでは、ツボを押すときの重要なポイントを説明します
1,向き (基本的に中心に向かうが、骨の際を巻込む方がよいポイントもある)
2,強さ (痛気持ちいい程度がベストだが、軽く、強めのポイントもある)
3,回数 (8回ぐらいが良いが、押し続けたり、当てるだけのポイントもある)
そのほかにも、
呼吸(はきながら押して、吸いながら離すのが良いが、リラックスがポイント)
頻度(何度押しても良いが、ゆったりと気長に行うのがポイント)
時間(いつでも大丈夫だが、食後1時間あけるのがポイント)
場所(筋肉や骨のつくりは人それぞれ違います、多少ズレても大丈夫)
加減(むやみやたらに押さず、優しく効き目があると思って押すのがポイント)
未着(手が届かいところは、誰かに押してもらう、ボールなど道具もOK)
清潔(爪は切った手で押す、ネイルしている人は誰かに押してもらうのが良い)
禁止(高熱、飲酒、水膨れ、湿疹がある人、妊娠3カ月までは控えて医師に相談)
道具(ペン・テニスボールなども上手に使う、タオル等で負担を減らすのも良い)
-------------------------
困ったときに効く皆が知ってる有名なツボを場所ごとに2つずつ
症状 | ツボ | ツボよみ | その他の効果 | 場所 |
【頭痛】 | 百会 | ひゃくえ | めまい・耳鳴り・抜け毛 | 頭のてっぺん |
上星 | じょうせい | 鼻づまり・花粉症・目の疲れ | 額の真ん中生際から指一本上 | |
【めまい】 | 中渚 | ちゅうしょ | 耳鳴り・腰痛・二日酔い | 手の薬指と小指の間 |
厲兌 | れいだ | 吐き気・花粉症・うつ | 足の人差し指の爪の生え際 | |
【風邪】 | 風門 | ふうもん | 発熱・肩こり・喘息 | 背骨と肩甲骨上部の間 |
尺沢 | しゃくたく | 吐き気・花粉症・うつ | ひじのシワ中央の親指1本外 | |
【鼻づまり】 | 印堂 | いんどう | 頭痛・眼精疲労・不眠症 | 眉間の中央 |
合陽 | ごうよう | 腰痛・坐骨神経痛・痔 | 膝裏中央から指3本下 | |
【歯痛】 | 下関 | げかん | 頭痛・顔のむくみ・顔のたるみ | 頬骨の下と耳の前の間 |
温溜 | おんる | 鼻血・のどの痛み・肩こり | 手首から橈骨上をひじ指5本上 | |
【肩こり】 | 肩井 | けんせい | 歯痛・頭痛・うつ | 首の根本と肩先の真ん中 |
巨骨 | ここつ | 鎖骨の内側の肩先最後の部分 | ||
【鼻血】 | 亜門 | あもん | 頭痛・首コリ・鼻づまり | 後頭部下のぼんのくぼの中央 |
玉枕 | ぎょくちん | はなづまり・疲れ目・抜け毛 | 後頭部の真ん中左右に指二本外 | |
【乗り物酔い】 | 内関 | ないかん | 胃痛・二日酔い・イライラ | 手首内側中央から指二本ひじ側 |
内庭 | ないてい | 腹痛・胃痛・歯痛 | 足の指の真ん中水かき中央 | |
【目の疲れ】 | 晴明 | せいめい | 鼻づまり・目の周りシワ・たるみ | 目頭、眼鏡パッドがあたるところ |
太陽 | たいよう | 頭痛・顔面神経痛・高血圧 | こめかみ へこんだ部分 | |
基本的なツボを説明してみました
ご自愛ください